自分の曲を聴いて欲しいと思っている皆さんは、自分の音楽を聴いてもらう為にどのように宣伝していますか?
多くの方は
・Soundcloud
・niconico
・Youtube
等にとりあえず投稿して
・Twitter
・Facebook
等で宣伝するという方法を取っていると思います。
もちろんこれは正解でもありますが、ここからどうするかで貴方の作品がさらに多くの方に聞かれるかどうか、貴方のファンが増えるかどうかに関わってくると思います。
先述の方法で乗り越えられない壁
先ほど紹介した 投稿サイト→Twitter・Facebook という流れでは乗り越えにくい壁があります。それは…
『多くの人に存在を知ってもらいにくい』
niconicoやYoutube、Twitter等に投稿しても何かしらバズらなければそれほど人目には触れません。
SpotifyやiTunesに配信した?一般のリスナーは興味のある曲でプレイリストを固めてますし知らない曲はスキップしますよどうせ(ちょっと捻くれてる)
1日に何曲も曲が生まれ、有名曲も犇めく中に貴方が一曲投じたところで埋もれていくのが大半でしょう。
じゃあどうすれば曲が届くのか、興味を持ってもらうのかについて説明していきます。
広告を出す
単純な話です。広告を出せばいいんです。
なんでメジャーシーンの曲は知名度が高いのか。みんな知っているのか。
企業のプロモーションの賜物です。
これは曲に限らず、全てのプロダクト(曲、絵、アプリ、小説、動画…)に言えるのですが、まず存在を知ってもらうことが大事です。
僕が初めて見て賢いなと思った音楽同人広告はこれです。
見かけた方もいるんじゃないでしょうか。
なんと100万回再生されています。
Youtubeで広告を出す
Twitterの広告を紹介しておいてなんでYoutubeやねん!と思うかもしれませんが、広告料金に関わってくる為です。
TwitterとYoutubeはどちらも広告の料金は自分で決められます。
(例:1クリック1円 とか)
Twitterの広告は入札単価が数十円以上ないと言われておりますが、Youtubeでは1円設定でも十分な表示回数が稼げるので、まずはYoutubeで試してみることをお勧めします。
実際どの程度効果があるのか
広告は「高そう」「本当に効果があるの?」とか思われがちですが、意外と安く出せて効果もあります。
下の画像は実際に僕が打った広告のグラフです。
広告の設定は「広告の種類:TrueView ディスカバリー広告 | 1日の上限金額:¥100 | 広告視聴単価:¥1」に設定しました。
ここで見て欲しいのは表示回数です。
その数なんと7.24万!!!
Twitterでこんな数のインプレッション出そうと思ったら結構RTされないと届かないですよ。
しかもこの広告の良いところは、クリックしてくれる人が上限に達するまでずっと表示してくれること。(Twitterの広告も同様です。)
これが1日100円でできてしまう。すごくないですか?
(ちなみにこの期間にチャンネル登録者数も20人ほど増えました。)
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Youtubeの広告の種類
動画の広告をYoutubeに出す場合、主に2種類の広告があります。
1. インストリーム広告
2. TrueView ディスカバリー広告
1. インストリーム広告
別の動画の前後、または途中に再生される広告で、インプレッションの他に視聴回数をあげる時に効果的です。
ただし、あまりチャンネルに飛んでくれない印象です。
動画内のリンクをあまりクリックしたがらないのと、聞きはするけど元見ていた動画の見たさから途中でSKIPボタンを押されてしまうからだと思います。
2. TrueView ディスカバリー広告
YouTube の検索結果、関連動画の横、YouTube トップページに表示される広告です。
サムネと見出しが大事になってくるけどクリックしないと視聴できない仕様上、興味のある人しかこない為、高評価やチャンネル登録者数の獲得につながりやすい印象です。
両者の比較結果
下記の画像は同じ動画でそれぞれインストリーム広告とTrueView ディスカバリー広告を6日間試してみた結果です。
(上:インストリーム広告 | 下:TrueView ディスカバリー広告)
“広告視聴後の動画視聴” の項目が TrueView ディスカバリー広告 の方が多くなっています。要は自分のチャンネルに来てもらってから自分の他の動画をみてくれる確率も下の方が高いということ。
また高評価の数も、インストリーム広告では合計で2つだったのに対し、TrueView ディスカバリー広告では合計で6ついただくことができました。(期間をずらして測定)
ここからみても、費用対効果的に僕はTrueView ディスカバリー広告を推します。(あくまで僕の感想)
Youtube広告の出し方
Google広告より手続きを進めます。
ただ TrueView ディスカバリー広告 を設定する際に、稀に説明欄2が見当たらない場合があります。(改善されました)
その場合は説明欄1を選択中に “tab” キーを押してください。
ここでの手続き後に、上限広告視聴単価を設定します。(デフォルトだと¥6になっています。)
僕はいろいろ試しましたが1円でも問題なさそうなので¥1に設定します。
キャンペーンから、対象のキャンペーンをクリックすると下のような画面が出てきますので、ここで設定します。
気をつけるべきこと
この方法をとると想像以上に再生数や登録者数、高評価などがもらえるでしょう。(動画の質にも左右されますが)
さて、日によっては上限予算を超えることもありますが、心配はないです。
1 か月の請求額は、1 日の予算に 1 か月の平均日数を掛けた額を超えることはありません。広告費用は日によって予算を下回ったり、予算の最大 2 倍に増えたりすることがあります。
Google広告
ただし、思いの外クリックされると広告のステータスが「予算による制限」状態になります。
そして最適化案に 予算を上げませんか? と出てきます。
脳死状態で「適用」を押してしまうと日に¥1000以上かかることになる為注意が必要です。(それくらい払えるなら問題はないですが。)
予算による制限は解除しなくてもトータルで見ると費用対効果的には問題ないです。予算に余裕があれば増額するもよし、なければそのままでも構いません。
運用は予算状況に合わせて行いましょう。
またここでは詳しく述べていませんが、広告を出す際には特定のキーワード関連にターゲットを絞るなど素敵な機能がありますのでぜひ試してみてください。
よりクリックされるために
TrueView ディスカバリー広告についてです。
サムネは超大事です。これは当たり前です。
次に大事なのが広告の見出し。
これは動画タイトルをそのまま使っても結構ですが、12文字目以降はスマホ等で表示される場合は「…」となる場合があり、PCでも10文字以降は「…」となる場合があるので、短いフレーズでなんにかがわかるタイトルにするべきです。
もし曲名が長ければ、先頭に【新曲】とか “Future Bass” 等のジャンルとかつけるのもありかもしれませんね。
最後に
なぜメジャーシーンの曲やアーティストを多くの人が知っているのか?
その答えは単純で、プロモーションです。
メジャーシーンのプロモーションは動画広告の他にTV出演や街頭広告などなどすごい宣伝費用をかけて日本全国、または世界にまでプロモーションをします。
そうやって存在を知らしめていくんです(多分)
僕がこの記事を書いている最中にまさに核心をついたツイートが流れてきました。
まさにこのツイートの通りです。
先ほども申した通り、知ってもらわなければいけないんです。
Twitterに流れてくる方は大抵4から始めてる人が多いイメージ。
音楽同人界隈ならまだしも、一般の人なんて興味のない人の音楽なんて普通は聞きませんよ。
自然にバズるのを待ってもいいですが、1日100円でもこれだけ効果があるのなら広告を利用する方が、せかせか相互フォロー活動に勤しむより時間の使い方もよくなると思います。
曲を作って公開する人は「できる限り多くの人に聞いてほしい」と思って投稿するはずです。(多分ね)
まずは自分や曲の存在を知って貰う!(超重要!!!!!)
試しに広告を打ってみてください。きっと誰かに届きますから。
後記
ちなみに僕以外にもしっかり広告で視聴者や登録者を獲得している同人作家さんも何人か確認しています。(だいたいコメントに「広告からきました」って書いてある)
聞いて欲しいと思うなら使える手は使うべきですね。
音楽で食べていくことを目標としている方のセルフプロデュースの方法にも通づるところがあるかもしれませんね。