これからDTM始めようって方もMIDIキーボードを買い換えようって方も一度はネットで検索する「MIDIキーボード おすすめ」のワード。
MIDIキーボードにはコントロールノブだったりパッドの数だったりタッチの重さ、鍵盤の数、鍵盤や全体のサイズなどなど…色々選ぶ要素はあるのですが、いろんな検索結果を見る限りやっぱり値段帯が一番重視されてるのかなぁ…
ただここでは値段帯には目を瞑って僕がMIDIキーボードを選んだ選び方に触れながらまったり駄弁って行きます。
MIDIキーボードを導入するメリット
一番は”打ち込み速度が格段に早くなること“です。
正直これはピアノなどの鍵盤楽器の経験があろうがなかろうが結果的には同じだと思います。
ピアノロールを一つ一つクリックで入れていくより格段に早くなります。
ただ、コードを打ち込むことに関しては少し慣れがいるかもしれません。
鍵盤楽器未経験者や鍵盤楽器初級者程度だと苦労するのが黒鍵の存在です。
楽曲のキーによってコードを打ち込む際に多くの黒鍵が出てきて嫌気が差してしまう経験があるひともいると思います。
黒鍵の回避方法
できるだけ黒鍵を回避するには二通りの方法があります。
- DAW側でトランスポーズ機能を使用
- MIDIキーボード側でトランスポーズ機能を使用
1. DAW側でトランスポーズ機能を使用
“1.”に関しては例えば僕の使っているLogicProだとグローバルトラックの項目にあります。
プロジェクトが打ち込み音源を主体でできている場合は、このトランスポーズ機能を使って全体の曲の調(キー)を C (maj or min) にすることで打ち込みが楽になります。
打ち込みを終えたら下のキーに再びトランスポーズします。
ただ、”1.”の方法はプロジェクトがMIDIでできている場合に有効です。
オーディオファイルについてはDAW側のトランスポーズが働かないことが多いからです。
例えばギターやボイスメモで録音したDEMOをもとに打ち込む時には使えません。
2. MIDIキーボード側でトランスポーズ機能を使用
“2.”の方法は上記の問題も解決できます。
MIDIキーボードのトランスポーズ機能を使って鍵盤をオーディオファイルの調(キー)に合わせてあげます。
例えばMIDIキーボードの調をBにしてあげると、鍵盤のドの位置を押した時にB…つまりシの音が鳴るようになります。
この方法の個人的に最も有効な点は耳コピをする時です。
リファレンス(参考)となる楽曲のオーディオファイルを読み込んで、楽曲の調(キー)に合わせた鍵盤を設定してあげることで、コードの打ち込みやメロディ、その他のパートの打ち込みがかなり楽になります。
オーディオファイルをピッチ加工して”1.”の方法に持っていく方法もありますが、加工後の音質で聞き取りにくい楽器が出てきたりするので個人的には好みませんし、そもそも加工の手間もめんどくさいです。
僕は以前のMIDIキーボードから現在のMIDIキーボードに変更する時にトランスポーズ機能の有無を結構重視しました。
結局何買ったん?
以前は KORG microKey 37 をメインに使用していました。(生産終了してるけどね…後継モデルはmicroKey2 シリーズとして販売されている)
https://www.korg.com/jp/products/computergear/microkey/page_1.php
僕の初めて買ったMIDIキーボードで一応現在も使用しています。
鍵盤の数に比べ鍵盤が小さいので幅を取らず、尚且つタッチも好みでリーズナブルでした。
そして現在メインに使っているのは IK Multimedia iRig Keys I/O 25 です。
トランスポーズ機能などの様々な機能に加え、コントロールノブやPADもあって打ち込みが楽になりました。(ただ一つ欠点を挙げるなら少しベロシティが大きくなりがちってところかな…)
ただ、多少値が張るので僕には 25鍵 を買うので精一杯でした。
なので、メロディを打ち込む際には少し音域が足りないことが多いので今でもmicroKeyは使用しているわけですw
後書き
まぁそれでも割とお高いんだけど…
結局何が言いたいって トランスポーズ機能はあったほうが便利だよ! ってことですよ。
今更この機能を搭載したMIDIキーボードをリサーチするのも疲れるからそれはやらないけど、MIDIキーボードを買う時には指標にしてみるといいかもしれませんよ。
普通にMIDIキーボードに限らず普通のキーボードにもついてるものにはついてる機能だから鍵盤奏者には馴染みがあるのかもしれませんね。
ゆゆうたさんのキーボードも確かついてたし使われていたはず…(曖昧)
まぁいいやw