クラウドストレージ統合管理サービス「MultCloud」を使ってみた
複数のクラウドサービスを使っている方は、各サービスにログインが大変だと思います。
そんな悩みを解決する、クラウドストレージ統合管理サービス「MultCloud」を使ってみました。
複数のクラウドサービスを一箇所で管理することができるサービス
レビュー依頼を受けたので、紹介させていただきます。(※ この記事は依頼をいただいて作成したものです。)
MultCloud のレビュー
概要
MultCloudはAOMEI Technologyという会社の製品です。
先述した通り、複数のクラウドストレージサービスを一括で管理できます。
(GoogleDrive, DropBox, OneDrive, Evernote, その他複数)
また、ストレージ間の転送や同期なども可能です。
最初にざっくりと使用感を言うと、「クラウドを追加」からクラウドドライブのアイコンをクリックして認証するだけで追加できるので、超簡単です。
色々なアカウントを駆使している方はそれなりにいると思うので、便利だと思います。
また、NASも使用できたり、拡張性が広く感じました。
機能面も結構便利でした。(後述します)
ホーム画面(GoogleDriveとOneDriveを追加しています)
ストレージ管理機能
ファイルのアップロードや新しいフォルダの作成、ファイルのダウンロード、共有リンクの発行、削除など、一通りのファイル操作は可能となっています。
個人的には共有リンクを発行する場面が多いので、ここでいろんなクラウドサービスを一括で見て回れて簡単に発行できるのは助かるなと思いました。
転送機能
クラウドサービス同士のファイル転送が可能です。
さらに以下のオプションが使用できます。
- スケジュール機能(指定時間や指定日、繰り返しなど)
- タスク終了時のE-mail通知
- ダブりファイルの処理(ファイルスキップやサイズの大小での上書きなど)
- ファイルの更新日時の維持
転送量に関しては無料版だと制限がありますが、それにしてもスケジューラーが使用できたり、終了通知が受け取れるのは嬉しいなと思いました。
転送設定画面
同期機能
こちらもスケジューラなどが使用できて便利ですが、同期の方式がいくつもあるのが痒いところに手が届きそうでいいなと思います。
例えば、一方向同期か双方向同期、シンプル同期かミラー同期・更新同期….など多様な同期オプションがあります。
同期設定画面
その他の機能
リモートアップロード機能では、任意のWebサイトから発行されるダウンロードリンクを貼り付けて、指定のクラウドストレージにアップロードすることができます。
通常だと、一度自分のPCにダウンロードしてからクラウドストレージにアップしますが、その必要がなくなります。
共有機能では、ストレージメニューより共有可能にしたファイルについての管理が一括で行えます。
また共有機能ではMultCludのドメインリンクが発行されますが、あくまでMlutCludの共有ページに飛ぶだけで、実際のファイル所在はクラウドストレージにある模様です。(多分)
総括
今回はクラウドストレージ統合管理サービス「MultCloud」を使用してみました。
複数のクラウドストレージサービスを使っている方にとっては結構便利だと思います。
また、無料プランだと月の転送量が30GBなのですが、動画などのでかいファイルを管理しないのであれば無料プランでも十分だと思いました。(料金プラン)
セキュリティもしっかりしている模様で、MlutClud自体にデータは保存しない仕様のほか、256bit AES暗号化などセキュリティの関しては気を配っている模様です。(セキュリティ)
簡単に使えてかつ無料プランもあるので、気軽にお試し感覚で使ってみてください。